現在・過去・未来・・・いつの間にか溜まってしまった消えた時間。ここは時間の倉庫です。  

by 下町古娘

牡丹灯籠通し狂言

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明治座歌舞伎夜の部は「牡丹灯籠通し狂言」でした。
落語家三遊亭円朝を中村貫太郎が好演、お露とお峰は中村七之助、新之助と伴蔵は染五郎
お嬢様と貧乏女房の二人の女性を七之助が良く演じ分けていました。染五郎もイケメンと
下番の男を好演でした。
いつもの明治座と客層とは違って居て、粋な着物を来た人が多く、若手が活躍しているので
若い女性も多かったです。

単なる怪談かと思いきや人間の業の挙句の因果応報の物語でした。
物語の中では欲望の果て、裏切りと人殺しをした2組の男女は霊の怨念で非業の死を遂げます。
幽霊と言うより心の中の葛藤が呼びこんだ死んだ人達の怨念だったかもしれません。

オペラも歌舞伎も男女の嫉妬と確執が軸にならないと、お話が盛り上がら無いのかもしれませんが
ま~いつの時代も男はお金が入ると鼻の下を伸ばしたがる。献身的な女房だと男は遊びたがる。
遊ぶ女房だと、男は生真面目な人が多くカルメンとホセの様になるのかもしれない。
でも、こんな物語だとは思って居ませんでした。
狂言は勧善懲悪や因果応報の終わり方が見る人の心をなんとなくスッキリとさせるのかも知れ
ませんね。
原発の事は人災です…だから当事者は勿論、皆の心にどうしようもない棘が刺さっています。


何だろう?不思議な二人が居ました。車椅子に乗ったカメラマンと女性の助手でしょうか?
小さな女性で、高い車椅子や三脚や重たい大きなカメラを「ハイ・ハイ!」と言いながら
言われた通りに移動させているのが大変そうでした。最初は思わず「何か、お手伝いする事
ありますか?」と聞いてしまいました。舞台の写真を撮っているのですから、プロよね・・・
by jikansouko | 2011-05-04 22:25 | 今の時間